ケンセツクエスト~幻のブログ~

建設業界の本音と裏側から、業種と職業のリアルを斬るブログ。

神級!【クランプクレーン・オペ】と呼ばれる仮設土留の運転手を紹介!

「杭の上を進み、次の一本を立ち上げる!特殊なクレーン使い!!」 

・クランプクレーン・オペとは?

仮設土留工事で使用する特殊なクレーン【クランプクレーン】を操り、鋼矢板や鋼管杭などの杭材を吊り上げ、圧入機へ建て込む特殊運転手。

一般的なクレーンのように地上を走り回るのではなく、すでに施工された杭をつかみ、その杭列の上を移動しながら作業を行う。

パイルランナーが運んできた杭材を受け取り、

吊る。
起こす。
立てる。
そして、圧入機へ渡す。

巨大重量を吊るクレーンではない。

しかし、狭い杭の上という特殊な場所で、一本の杭を正確に立たせなければ、次の圧入作業は始まらない。

つまり、

この職業は、完成した杭の上から次の杭を立ち上げ、圧入機へ正確に渡す者である。

1.職業

基本的な内容の解説。

基本のステータス

名前:クランプクレーン・オペ

LEVEL:5(5年目)

HP:25(さいだいHP:100)

MP:5(さいだいMP:100)

経験値:1825(次のレベルまであと365日)

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業界:建設業

種族:土木系(専門業種)

業種:仮設土留工事

職業:運転手(正式名:特殊運転手)

階級:神様の位

おもな仕事と思われる内容

工事の場合の仕事内容を予想してみる。

【杭材を吊り上げる】

パイルランナーが運んできた鋼矢板や鋼管杭などの杭材をクランプクレーンで吊り上げる。

横になった長い杭を、周囲へぶつけないように静かに起こしていく。

【杭材を建て込む】

吊り上げた杭材を立てた状態で保持し、サイレントパイラーなどの圧入機がつかめる位置まで正確に送り込む。

数センチ単位の位置合わせと、圧入機との連携が重要になる。

【杭の上を移動する】

施工済みの杭をつかみながら、クランプクレーン本体を次の施工位置まで移動させる。

地上を走るのではなく、完成した杭列そのものを足場として前へ進んでいく特殊な移動作業である。

2.能力

必要な基本能力値を解説!

つよさ(強さ)

総合能力値:24ポイント(60ポイント中)

0■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□60

・ちから(筋力)

力:3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

基本は機械操作なので、大きな腕力は必要ない。

ただし、現場では玉掛け道具や資材を扱うこともあるため、最低限の力は必要になる。

・うでまえ(技前)

技:6 ★★★★★★☆☆☆☆

長い鋼矢板や杭材を吊り上げ、振れを抑えながら圧入機の位置へ合わせる操作技術。

普通の運転手より少し高い技術は必要だが、何十年も修行する職人技というほどではない。

機械のクセを覚えれば、経験とともに安定していく。

・たいりょく(体力)

体:3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

一日の大半は運転操作なので、肉体的な負担はそれほど大きくない。

ただし、狭い運転席で同じ姿勢を続けるため、腰と肩には地味に効いてくる。

・かしこさ(賢さ)

賢:5 ★★★★★☆☆☆☆☆

杭材の位置、吊り方、圧入機との距離、周囲の作業員を確認しながら操作する判断力。

さらに、パイルランナーから杭を受け取り、圧入機へ渡す一連の流れを理解しておく必要がある。

・すばやさ(素早さ)

速:3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

クランプクレーンは速さを競う機械ではない。

急いで操作するより、荷を振らさず、確実に止める方が重要となる。

速さよりも「一定のリズム」が大事。

・こころのつよさ(心の強さ)

心:4 ★★★★☆☆☆☆☆☆

吊り荷の近くでは作業員が動き、圧入機も待っている。

大慌てするほど難しい機械ではないが、操作ミスは事故につながるため、落ち着いて扱える精神力は必要。

3.装備

装備できる武器、防具、その他の道具。

ぶき(武器)

【機械系】

特殊属性:クランプクレーン

完成した杭をつかみ、その杭列の上を移動しながら、次の杭材を吊り上げる特殊クレーン。

これがなければ、ただの人である。

吊上属性:クレーンフック

鋼矢板や鋼管杭などを吊り上げるための主力武器。

派手さはないが、すべての吊り作業はここから始まる。

ぼうぐ(防具)

【兜系】

頭の防護:工事用ヘルメット

落下物や接触から頭を守る、現場では絶対に外せない基本防具。

【籠手系】

手の防護:作業用グローブ

機械点検やワイヤー類を扱う時に手を守る普通の手袋。

【鎧系】

体の防護:普通の作業服

油、泥、鉄粉に汚されても気にしなくてよい、土留屋標準の戦闘服。

【甲懸系】

足の防護:鉄板入り安全靴

杭や鋼材だらけの現場を歩くための基本装備。

足元へ鋼矢板を落としたら、安全靴でもたぶん泣く。

どうぐ(道具)

【腰袋系】

腰袋:小型の工具袋

点検に使う小物や工具を収納する。

運転中はほとんど必要ないが、機械から降りた瞬間に必要になる。

【通信系】

合図道具:無線機

圧入機オペ、玉掛け係、パイルランナーとの連携に使用する重要道具。

見えない場所では、目より耳が頼りになる。

【工具系】

整備道具:グリスポンプ

可動部へグリスを入れ、クランプクレーンの動きを維持する整備道具。

動かすだけが運転手ではない。

4.特技

経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。

覚えなくてはならない基本技

【吊上技:杭材吊り】

難易度:2 ★★☆☆☆

パイルランナーが運んできた鋼矢板や鋼管杭を吊り上げる基本技。

長い杭材は重心がずれると傾きやすいため、吊る位置を見ながら静かに持ち上げる。

【移動技:杭上自走】

難易度:4 ★★★★☆

施工済みの杭をつかみながら、クランプクレーン本体を次の施工位置まで移動させる特殊技。

地面ではなく、完成した杭列そのものを道として前へ進む。

この機械でしか使えない、かなり変わった移動技である。

できれば覚えたい特殊技

【連携技:三機一体】

難易度:4 ★★★★☆

パイルランナー、クランプクレーン、サイレントパイラーの動きを合わせ、杭材を止めることなく次々と施工していく連携技。

一人だけ上手くても成立しない。

三機が同じ流れで動いて、初めて仕事が速くなる。

持っておきたい資格術

【特別教育:クレーン運転】

難易度:2 ★★☆☆☆

クランプクレーンを操作するために必要となる、クレーン関係の基本資格術。

見た目はクレーンでも、移動式クレーンとは資格体系が違うので注意が必要。

【特別教育:杭圧入引抜機】

難易度:3 ★★★☆☆

GRBシステムや杭圧入作業を理解するために持っておきたい特殊資格術。

クランプクレーンだけを見ていてはダメ。

杭がどう運ばれ、どう建て込まれ、どう圧入されるかまで理解して、初めて一人前となる。

5.特長

良いところ、悪いところ、などなど。

良いところ

・肉体的には比較的楽

基本作業は、クランプクレーンの近くに立ち、リモコンを使って機械を操作する。

重たい杭材そのものはクレーンが持ってくれるので、作業員のように一日中、物を担いだり掘ったりする肉体労働は少ない。

ただし、

座って楽々ではない。立って操る。

ここが普通のクレーン運転手とは少し違う。

・機械の動きを直接見ながら操作できる

運転席の窓越しではなく、機械や杭材の動きを目で確認しながらリモコン操作できる。

杭の傾き、吊り荷の振れ、圧入機との距離などを直接見られるため、細かな位置合わせがしやすい。

ある意味、

機械に乗る運転手ではなく、機械の横に立って操る運転手である。

・珍しい特殊機械を扱える

クランプクレーンは、どこの土木現場にも置いてあるような機械ではない。

GRBシステムなどの特殊な杭圧入施工で使用されるため、扱った経験そのものが珍しい。

普通の重機オペから見ても、

「なんだ、その機械?」

と言われるレベルである。

・経験者が少ない

特殊機械だけに、経験したことのある運転手そのものが少ない。

そのため現場では、

「クランプクレーンを動かしたことがある」

だけでも、一つの経験値になる。

悪いところ

・ずっと立って操作する

リモコン操作なので、冷暖房の効いた運転席に座っているわけではない。

暑ければ暑い。

寒ければ寒い。

雨が降れば濡れる。

クレーン運転手なのに、

快適なキャビンという最大の恩恵がない。

・仕事が特殊すぎる

クランプクレーンを使う現場は限られている。

経験を積んでも、普通の土木現場へ行けば、その技術をそのまま使える場所はほとんどない。

特殊技を極めた結果、

使える場所まで特殊になる。

・一人では何もできない

パイルランナーが杭を運ばなければ吊れない。

玉掛けが終わらなければ動かせない。

圧入機が準備できなければ杭を渡せない。

つまり完全なる連携作業。

自分だけ仕事が速くても、

前か後ろが詰まれば、立って待つだけになる。

社会的地位

階級:ブルーカラー(労働者階級)の庶民層

仮設土留工事の中では、特殊機械を担当する上級運転手。

しかし会社の中で管理職になるわけでもなく、基本的には現場で働く雇われ運転手なので、社会的な分類ではブルーカラーに入る。

特殊な仕事ではあるが、

別に偉いわけではない。

ただ、

「誰でも代われる運転手」ではない。

その一点では、普通の運転手より少し価値が高い。

生き残り

クランプクレーンという機械そのものが特殊なので、この職業だけで一生食べていこうとすると少々危ない。

仕事がなくなれば、

特殊技能ごと暇になる。

しかし、

杭圧入機、パイルランナー、クレーン、玉掛けなど、仮設土留工事全体の技術を身につけておけば生存率は大きく上がる。

したがって、

クランプクレーンだけにしがみつく者は弱い。
杭工事全体を扱える者は強い。

特殊機械の専門家で終わるか、

仮設土留の万能オペへ進むかで将来が変わる。

6.転職

職業を極め!進化し!転職せよ!

まずは・・・

仮設土留工事の初級運転手【パイルランナー・オペ】から始めよう。

杭材を積み、圧入地点まで運び、次の機械へ渡す。

まずはGRBシステム全体の流れと、杭が一本ずつ施工されていく順番を身体で覚える。

・なる方法1:仮設土留工事の専門業者へ就職する。

・なる方法2:パイルランナーを操作しながら、杭材の種類、施工順序、圧入機との連携を覚える。

そのあと・・・

修業を行い、上級の位の【クランプクレーン・オペ】に進化しよう!

パイルランナーが運んできた杭材を吊り上げ、起こし、圧入機へ正確に建て込む特殊運転手となる。

ただリモコンを動かせるだけではダメ。

杭の動きと周囲の人間を見ながら、GRBシステム全体を止めずに動かせるようになって一人前。

・なれる条件1:クレーン操作、玉掛け、杭圧入作業に必要な資格や教育を修了する。

・なれる条件2:杭材の吊り上げ、杭起こし、建て込み、杭上移動を安全に一人でこなせるようになる。

さらに・・・

さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!

・おすすめの転職先1:【サイレントパイラー・オペ】

杭を「運ぶ側」「立てる側」から、最後に地中へ「圧入する側」へ進む。

クランプクレーンで覚えた杭の動き、施工順序、GRBシステム全体の連携が、そのまま次の武器になる。

仮設土留の運転手として頂点を目指すなら、

運ぶ。
立てる。
そして最後は、自分で杭を入れる。

ここまで来れば、ただの特殊運転手ではない。

杭圧入システムを丸ごと理解したオペレータである。

7.総括

そうかつという名の感想。

まとめてみた

クランプクレーン・オペ。

名前だけ聞けば、普通のクレーン運転手に思える。

しかし、

この機械には立派な運転席もなければ、冷暖房の効いた快適なキャビンもない。

リモコンを持って立ち、

施工済みの杭の上を進む特殊なクレーンを操り、

パイルランナーが運んできた杭材を吊り上げ、

横になった杭を起こし、

圧入機がつかめる位置まで建て込んでいく。

やっていることだけ見れば、

吊る。

立てる。

渡す。

たったこれだけである。

しかも、超大型クレーンのように何十トンもの重量物を吊るわけでもない。

操作技術だけなら、普通運転手クラスでも十分に覚えられる。

それでも、この職業が特殊なのは、

働く場所そのものがおかしい。

地面を走らず、

すでに打ち終わった杭を道にして、

工事の最前線へ少しずつ進んでいく。

パイルランナーが杭を運び、

クランプクレーンが杭を立て、

サイレントパイラーが地中へ圧入する。

その真ん中で、

次の一本を前線へ受け渡す。

派手な主役ではない。

最強のクレーンでもない。

だが、

こいつが杭を立てなければ、

次の一本は始まらない。

つまり、

クランプクレーン・オペとは、杭の上に立ち、次の一本を前線へ渡す特殊運転手である。

珍しい。

特殊。

そして、

ほかでは、ほとんど役に立たない。

そこまで含めて、

実に建設業界らしい職業だと思う。

殊。