
「動きは鈍い。だが、吊らせりゃデカい。」
・クローラクレーンの操縦士とは?
仮設土留工事で使用する、履帯式クレーンを専門に操縦する上級運転手。
鋼矢板やH形鋼、腹起し、切梁などの重量物を吊り上げ、決められた場所まで安全に運ぶ。
ラフタークレーンのように機動力で勝負するのではなく、現場にどっしり構え、長いブームと安定した機体で重量物を扱うのが得意。
ただ吊ればいいわけではない。
吊り荷の重さ、作業半径、ブーム角度、地盤状態、周囲の作業員まで読みながら、一つ一つの動きを慎重に決めていく。
つまり、
「重い鋼材を、安全な範囲で確実に吊り続ける重量級の運転手」である。
1.職業
基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:クローラクレーンの操縦士
LEVEL:10(10年目)
HP:30(さいだいHP:100)
MP:5(さいだいMP:100)
経験値:3650(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:仮設土留工事
職業:運転手(正式名:クレーン運転士)
階級:上級の位
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おもな仕事と思われる内容
仮設土留工事の場合の仕事内容を予想してみる。
【杭材の吊り込み】
鋼矢板やH形鋼などの長尺鋼材を吊り上げ、杭打機や圧入機が施工できる位置まで運ぶ。
吊り荷を暴れさせず、玉掛け係や杭打ち職人の合図に合わせて、ゆっくり正確に寄せる。
【支保工材の吊り込み】
腹起し、切梁、火打ちなどの重量鋼材を吊り、掘削された土留め内部へ送り込む。
狭い空間へ長い鋼材を入れるため、旋回、巻上げ、起伏を細かく操作しながら据付位置へ合わせる。
【重量物の荷下ろし・移動】
現場へ搬入された鋼材や機械、資材をトラックから荷下ろしし、使用場所や仮置場へ移動する。
ただ運ぶだけではなく、重量、作業半径、地盤、周囲の作業員を確認しながら、安全に吊れる範囲を守って動かす。
2.能力
必要な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:28ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□60
・ちから(筋力)
力:3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
基本的に運転席でレバーを操作する仕事なので、腕力はそれほど必要ない。
ただし、現場ではワイヤーや吊具を扱ったり、機械の点検をしたりするため、最低限の力は必要となる。
・うでまえ(技前)
技:8 ★★★★★★★★☆☆
クローラクレーン運転手の主力能力。
巻上げ、旋回、ブーム起伏を同時に操作し、長く重い鋼材を狙った位置へ静かに運ぶ。
吊り荷を揺らさず止める技術は、経験年数がそのまま腕前になる。
・たいりょく(体力)
体:3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
肉体を使って重量物を運ぶ仕事ではないため、体力そのものはあまり必要ない。
ただし、一日中運転席に座り、同じ姿勢で神経を使い続けるので、意外と疲れる。
・かしこさ(賢さ)
賢:5 ★★★★★☆☆☆☆☆
吊り荷の重量、作業半径、ブーム角度、地盤状態などを考えながら機械を動かす。
「この重さを、この位置まで吊れるのか?」を判断できなければ、上級運転手とは呼べない。
・すばやさ(素早さ)
速:2 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
クレーン操作に速さはほとんど必要ない。
むしろ急旋回、急停止、急巻上げは吊り荷を暴れさせる原因になる。
速く動かすより、ゆっくり正確に動かす仕事である。
・こころのつよさ(心の強さ)
心:7 ★★★★★★★☆☆☆
数トンある鋼材を吊り、その真下や周囲では作業員が仕事をしている。
少しの操作ミスでも大事故につながるため、焦らず、慌てず、合図を見落とさない精神力が必要。
重量物を吊った瞬間ほど、冷静でいられる者が強い。
3.装備
装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【機械系】
重量属性:クローラクレーン
履帯で地面を踏みしめ、長いブームで重量物を吊り上げる主力兵器。
吊上属性:メインフック
鋼矢板、H形鋼、腹起し、切梁などを吊り上げるための大鉤。
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の保護:クレーン運転士用ヘルメット
運転席を降りれば、そこは普通に工事現場。落下物から頭を守る。
【籠手系】
手の保護:革手袋
ワイヤーロープやフック周辺の点検時に、手を守る基本装備。
【鎧系】
体の保護:長袖の作業服
油、泥、鋼材との接触から体を守る、現場運転手の標準装備。
【甲懸系】
足の保護:鉄芯入り安全靴
鋼材や吊具の近くを歩くため、重量物から足先を守る。
どうぐ(道具)
【腰袋系】
腰袋:小型工具ポーチ
運転席を降りて行う日常点検に必要な最低限の工具を入れる。
【工具系】
通信道具:無線機
玉掛け係や職人と意思疎通を行う重要装備。見えない位置の作業では特に重要。
確認資料:定格総荷重表
作業半径とブーム長から「今、この重さを吊ってよいか」を判断するための生命線。
4.特技
経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【吊上技:重量吊り】
難易度:2 ★★☆☆☆
鋼矢板やH形鋼、腹起し、切梁などの重量物を、地切りから安定する高さまで静かに吊り上げる基本技。
荷の重心とワイヤーの張りを見ながら、一気に持ち上げず、まずは「効かせてから吊る」のが基本となる。
【旋回技:静旋回】
難易度:3 ★★★☆☆
長い鋼材を吊ったまま、周囲へぶつけないようにゆっくり旋回させる技。
クローラクレーンは吊れれば終わりではない。荷を暴れさせず、狭い現場の中を通して目的地まで運ぶ技術が必要になる。
【停止技:荷振れ殺し】
難易度:4 ★★★★☆
旋回や巻上げで発生した吊り荷の揺れを読み、逆操作や微操作で静かに止める技。
無理に止めようとすると、さらに荷が振れる。揺れの周期を読んで「止まるところへ持っていく」のが上級運転手の腕である。
できれば覚えたい特殊技
【重量技:200t級クレーン運転】
難易度:5 ★★★★★
200tクラスの大型クローラクレーンを操縦し、通常では扱えない重量物を吊り上げる特殊技。
機体が大きくなるほど、作業半径、ブーム長、地盤支持力などの条件が厳しくなる。
「吊れるから吊る」ではなく、吊ってよい条件を守れる者だけが使える技である。
【複合技:相吊り操作】
難易度:5 ★★★★★
一つの重量物を、2台のクレーンで同時に吊り上げる特殊技。
互いの巻上げ速度、旋回、荷重配分を合わせなければ、一方のクレーンへ荷重が集中する。
自分だけ上手くても成立しない。
もう一人の運転手と呼吸を合わせて、巨大な一つの荷を操る技である。
持っておきたい資格術
【国家資格:移動式クレーン運転士免許】
難易度:5 ★★★★★
クローラクレーンの操縦士になるための本命資格。
大型のクローラクレーンを運転するなら避けて通れない国家資格であり、学科だけではなく実技の操作能力も求められる。
これを持って、ようやく巨大なクレーンの運転席へ座る資格を得る。
5.特長
良いところ、悪いところ、などなど。
良いところ
・肉体的にはかなり楽
基本的には運転席に座ってレバーを操作する仕事なので、重い物を自分で持つことはほとんどない。
真夏でも機種によっては冷房の効いた運転席で作業できるため、地上の作業員から見ると少しうらやましい職業でもある。
・大型機械を操る満足感がある
長いブームを伸ばし、数トンある鋼材を軽々と空中へ持ち上げる。
巨大な機械を自分の手足のように動かせるようになると、運転手としての達成感はかなり大きい。
・腕の差が分かりやすい
上手な運転手ほど、吊り荷が揺れない。
動きも静かで、玉掛け係が次に何をしたいのかまで読んで機械を動かす。
派手ではないが、現場の人間には一発で「上手い」と分かる職業である。
悪いところ
・一つのミスが、とにかくデカい
扱っている物が重量物なので、少しの操作ミスでも吊り荷が振れたり、周囲の構造物へ接触したりする。
作業員が近くにいる場合は、人命に関わる事故にもつながる。
機械がデカい分、失敗までデカい。
・ずっと神経を使う
体は座っているだけでも、頭と目は休めない。
玉掛け係の合図、吊り荷、ブーム、周囲の作業員、機械の状態を同時に見ながら操作するため、一日が終わるころには精神的に疲れる。
・現場を自由に動き回れない
クローラクレーンは、ラフタークレーンのように簡単に公道を走って現場を移動できない。
搬入、組立、解体、回送にも手間と金がかかるため、
「ちょっと隣の現場まで行ってくれ」
とは簡単にいかない。
社会的地位
階級:ブルーカラー(労働者階級)
運転手という分類なので、会社組織の中では基本的に労働者階級に入る。
しかし、大型クローラクレーンを安全に扱える者は誰でも代わりができる存在ではない。
特に重量物を扱う仮設土留工事では、経験豊富な運転手ほど現場から頼りにされる。
役職は高くなくても、
現場での信用は高い。
生き残り
大型クローラクレーンそのものは、これからも重量物を扱う工事で必要となる。
自動化や遠隔操作が進んでも、現場ごとに違う地盤、障害物、吊り荷、作業員の動きを判断する仕事まですぐになくなるとは考えにくい。
ただし、
単純な吊り作業だけしかできない運転手は、将来的に機械の自動化へ仕事を削られていく可能性がある。
生き残るなら、
「機械を動かす者」ではなく、「吊り作業そのものを判断できる者」になることである。
6.転職
職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
仮設土留の普通運転手【ラフタークレーンの操縦士】から始めよう。
・なる方法1:移動式クレーン運転士免許を取得し、クレーン操作の基本を覚える。
・なる方法2:鋼矢板、H形鋼、腹起し、切梁などを吊りながら、玉掛け係との合図や重量物の扱い方を身につける。
そのあと・・・
修業を行い、上級の位の【クローラクレーンの操縦士】に進化しよう!
・なれる条件1:クレーン運転の経験を10年ほど積み、重量物をほとんど揺らさず操作できるようになる。
・なれる条件2:作業半径、ブーム長、吊り荷重量、地盤状態を自分で判断し、安全に吊れる範囲を見極められるようになる。
ラフタークレーンより巨大で、機動力も悪い。
その代わり、
重い物を吊らせれば、こちらの方が強い。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先1:【クランプクレーンの操縦士】
GRBシステムなどで使用される特殊なクランプクレーンを操り、鋼矢板の上を移動しながら杭材を圧入機へ供給する特殊運転手。
普通のクレーン操作だけでは足りない。
狭い杭上で機械を動かし、吊り、運び、次の施工へつなげる技術が必要となる。
地上で吊るクレーンから、杭の上で働く特殊クレーンへ。
ここまで来れば、ただのクレーン運転手ではない。
7.総括
そうかつという名の感想。
まとめてみた
クローラクレーンの操縦士。
巨大な履帯に、長いブーム。
見た目だけなら、いかにも「力でねじ伏せる重機」に見える。
しかし、
実際の仕事は、その真逆である。
数トンから数十トンにもなる鋼矢板やH形鋼、腹起し、切梁を吊り上げ、
揺らさず、
ぶつけず、
人に近づけすぎず、
決められた場所へ静かに運ぶ。
機械は大きい。
吊る物も重い。
だが、求められる操作は、とにかく細かい。
しかも、吊り荷の近くでは玉掛け係や職人たちが働いている。
つまり、
この職業は、重量物を持ち上げるだけの運転手ではない。
巨大な重量を、暴れさせずに支配する運転手である。
うまく吊れて当たり前。
何事もなく終わって当たり前。
そして、
何かあった時だけ、ものすごく目立つ。
そんな、少し損な職業でもある。
それでも、
仮設土留の現場で重い鋼材を空へ持ち上げる者がいなければ、工事は前へ進まない。
動きは遅い。
機械はデカい。
仕事は地味。
だが、
吊る重量だけなら、かなりのものだ。
量。